山積する問題

介護業界における問題をどう解決すべきか考える。

介護業界と介護施設が取り組む改革の内容

介護業界には多くの問題が残っていて、その中の1つが働き方改革の問題だ。利用者がストレスなく介護施設を利用するためには、介護士も気持ちよく働ける環境を作り出す必要がある。しかし、時には3Kを超えて4Kとも言われる介護業界において、簡単には介護士への働き方改革は成立せず、多くの介護施設が頭を悩ませている。とは言え、これらに対する取り組みは続いており、たとえば提供サービスをある程度限定する事で、介護士に余計な作業をさせない取り組みを行っている介護施設は少なくない。デイサービスやレクリエーションの充実などはもちろん重要だが、人手不足の中それらを展開をしても継続させる事は難しい。あえて取り組みを絞り込む事で、無理のない経営を心がけているのだ。

デジタル化も介護士の負担を軽減するための一環だ。パソコンである程度情報をまとめる事が多い現代においても、紙媒体で日々の記録をつけている介護士は多く、その作業を減らすだけで多くの作業を短縮できる。一見メリットばかりに見えるが、実はそうではない。介護士の中には機械に弱い人も一定数いるため、操作に慣れないまま記録をつけてデータがバラバラになってしまう恐れもあるのだ。比較的若い介護士が揃っているのなら問題ないかもしれないが、最初は機械トラブルが発生するリスクを背負わなくてはならない。このような改革があるが、もし介護士として転職をするのなら、さまざまな取り組みを見せている事業者を探すのが有効な方法だ。

介護ロボットの導入も、介護士の負担軽減に大きく貢献している。介護士は高齢者の身体を抱きかかえて移動させる事も多く、腰痛に悩む人も少なくない。そこで、施設によっては介護用リフトを導入して介護士の腰痛軽減を図っているのだ。こちらも初めて導入するにあたりある程度の費用はかかるが、長い目で見るとメリットの方が大きいと言える。初期投資の痛手よりも長い目で見たメリットを重視し、導入している事業者を探す事もオススメだ。働き方改革に取り組んでいる企業への転職は、こちらの<もう始まっている!介護の改革>と言うサイトもよい参考になるだろう。